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乱世に身を置いた君たちは、戦うべきではない人を斬り
愛すべき人を失う。

累々と重なった屍の中で取り残され、一人生き残った事を
悔やんでも、過ぎた時間は戻って来ない。

現代も人は複雑な利害の中で生き、そして「己」を失う。
この舞台人達は、それを見事に演じながら、決して
自分を失うことなく全ての事に感謝を忘れない。

皆が死にゆく様をキャットウオークから撮影しながら
この演出をされた中野圭子氏に敬服する。

今回の舞台に携わられた方、本当にお疲れ様でした。
暫しゆっくりと過ごしてください。
そして従前、日野公演のご縁で東京から
お運び頂いた方にも感謝を込め。