シャッター音・一考察


Nikomatで一眼デビューをした僕は、ミラーアップとフォーカルプレーンの音にはこだわりがあった。
Canon40Dのシャッター音に涙目になっていたとき、D3を手にして「これだ」と感じた思い出が蘇る。
その後舞台を撮るようになってから、舞監に音がうるさいから撮影を止めろと言われて帰った事もある。こう見えても気が小さいのだ。
D810になってかなり静かになったとはいえ、やはりシャッター音は残っている。
ダンスのシーンではほとんどかき消されてしまう音も、シリアスなシーンや、ミュートのタイミングでは結構響いて僕の心が凍り付く(笑
優しいみんなは、気にしないで押しまくって!と言ってくれるが、どうしても気になってしまう。

そうして現在、ミラーレスカメラは構造的に電子シャッターで撮れるから、ほとんど音の出ない設定も出来る。が記録画素子(いわゆるフィルムに該当する場所ね)がフルサイズの約半分くらいって制約もある。
そんな訳で、舞台撮りの時はかたくなにフルサイズを使い続けてきたんだけど、シャッターチャンスが半減することがどうしても諦めきれず、音のしないミラーレスでトライしてみたら予想外に写っていた。

きっと多分、複数のメーカーではフルサイズのミラーレスがいつでも商品化出来るレベルになっていると思うけど、コマーシャルベースにつられて、それを待っていたら貴重な機会を失ってしまうだろうから老い先短い僕にそれは許されない。

ミュージカルやレビューのシャッターチャンスは、楽曲がミュートしたとき(演者さんの口が閉じたとき)なのだから、ちょっと奮発して機材を入れ替えてみるかな。